私はオンライン英会話を利用し始めて8年目となりました。
これまでに6つのスクールを短いスクールでは1か月、長いところでは2年近く利用をそれぞれしました。
オンライン英会話といってもそれぞれに良い点、改善して欲しい点があります。
私がこれまでに利用をしたオンライン英会話スクールについて、順番に紹介をしていきたいと思います。
まず今回は、オンライン英会話ながらも4技能を伸ばせることが特長のベストティーチャーを徹底レビューします。
運営会社名(特定商取引法に基づく表記)
事業者 | 株式会社ベストティーチャー |
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代表者 | 高宮敏郎 |
住所 | 〒151-0053 渋谷区代々木1-27-5 代々木市川ビル 2F |
電話番号 | 03-6759-8002 |
サービス名称 | Best Teacher |
ベストティーチャーの特長
ベストティーチャーでは「書いて、話す」ことを通して英会話が上達すると考えています。
まず自分の伝えたいことを英作文し、添削を通して正しい表現を学んだ後にスピーキングを行うことで、正確な英語力の習得を目指します。
そのため、すべてのレッスンは「ライティング」→「添削」→「スピーキング」の流れで行います。
第2の特長は、資格試験対策コースでの対応試験の種類が多いことです。
TOEICコースを用意しているオンラン英会話スクールはそこそこありますが、TOEFLやIELTS、マイナーなGTECまで対応しているオンライン英会話スクールはそれほど多くありません。
ベストティーチャーのレッスンの流れ
1.スクールより提示されているトピックから好きなものを選ぶ
2.トピックに沿って英作文をして提出
3.先生が提出した英文に返信をしてくれるのでそれに返信をする
(2-3のやりとりを最大5往復する)
4.先生とのやりとりが終了すると、やりとりした全部の英文に添削されたものがくるのでそれを見て復習をする
5.英作文を元ネタにして、スピーキングレッスンを受講
英作文をしながら自分が言いたいことを整理でき、添削されてきた正しい英文を確認できるので、落ち着いてスピーキングレッスンを受講できます。
まとめると、ベストティーチャーは「聞く」「話す」「読む」「書く」4技能をバランスよく刺激するレッスンの流れです。
自分が選んだトピックで英文を書くことからレッスンがスタートし、添削されてきた英文を読み、そして正しい発音で英文を聞き、何度も音読をし、そして最後にスカイプレッスンで英語を話すことがワンセットとなったスタイルなのです。
スピーキングレッスン前の英作文
スピーキングレッスン前の英作文ですが、堅苦しいエッセイを書くわけではありません。
あくまでも英文でのやりとりが終了した後に受講するスピーキングレッスン前に、自分が言いたいことを整理し、英語の表現などを確認することが目的なので、会話口調で作文をすれば問題ありません。
英作文を書く前に、自分で書きたいトピックを選びます。
トピックを選択すると、#1として先に質問が書かれたページが開きます。
生徒は#2に#1への返答をするところから、先生との英作文のやりとりがスタートします。
英作文1本につき英単語で100語前後の量で返信をする必要があります。
この会話を5往復するとこのトピックが終了となります。
あるいは、「この会話を終了する」というボタンを生徒が選択することでも終えることができます。
会話が終わったら、それまでにやりとりをした英文に先生からの添削が入ったものが提出されます。
会話やりとりをしている間は添削は一切されず、そのため生徒は先生に返信をすることに集中できます。
参考までに私が提出した英文がどのように添削されるのか、画像でご確認ください。
私はあくまでも自分の会社でまさに働いているイメージをしていて、自社製品の名前がでてきたり、実在の人物名も登場したりとかなりリアルな感じで英作文を提出していました。
トピックは1000以上用意されているので、書きたいものがないという状態はありませんので、どうぞご安心ください^^
また英作文に使われそうな関連単語や、使ってみたいフレーズなどは各トピックごとの英作文を入力するページに表示されています。
ど~しても英文が思いつかない場合は、他の受講生が提出をした英文を見ることができるので、そこから拝借しながら英文を書くこともできます。
復習のやり方
先生からの添削が提出されてきたら、その内容を復習します。
その復習のやり方ですが、Best Teacher Training Methodとしてどんな順番で、どんな方法で取り組めばいいのかちゃんと準備されているのでご安心ください!
復習用の画面はこんな感じです。
英作文をもう一度精読をし、音読で発音も確認し、それから何度も声に出してシャドーイング、最後はディクテーションで自分の認識している音と本当の英語の音とのズレもないか確認できます。
この1つの教材をやり込むトレーニング方法は、以前ご紹介した安河内哲也先生もおススメしている方法です。
実は、ベストティーチャー創業者である宮地氏がこのベストティーチャーを立ち上げる前に、安河内先生にその運営方法などを相談をされたそうです。
4技能での英語教育改革を推進する安河内先生のアイデアが復習方法にも盛り込まれています。
しかし残念な点が1つあります。
英文には正しい発音の音声がついてはくるのですが、この音声が実は機械音声なのです。
この機械音声はTTS(Text To Speech)と呼ばれ、人間の音声を人工的に作った合成の音声のことです。
10年ほど前からインターネット上でも無料で使えるTTSソフトが公開されていました。
発音はこれが機械なの?と驚くぐらい素晴らしいものですが、抑揚などがなくやはりロボット音声だな~と感じます。
ベストティーチャーは開校当初は実際に講師の方が録音をしていましたが、受講生が増えた影響もあるのでしょうかこのTTSアプリを使った機械音声となってしまいました。
スカイプレッスン
添削された英文を復習したら、スカイプレッスンが予約できます。
復習が完了していないと、スピーキング練習のためのスカイプレッスンを予約することができません。
基本ルールでは復習が完了したら、ですが実際に復習を完了していなくても自分の意志でトレーニング完了ボタンを選択し、スカイプレッスンを予約することはできるので、ご安心ください。
スカイプレッスンは、受講生側から特に要望がなければ英作文をした内容にそって進められます。
英作文を台本に、ロールプレイ練習をし、その後関連トピックでフリートークと言う流れになります。
最初から「フリートーク」を要望すると、1回だけ英作文したものを台本にロールプレイ練習をしてしてすぐにフリートークへ進めてもらうこともできます。
なので、受講生側がきちっと要望を伝えることができれば他のオンライン英会話スクールと内容に大差はありません。
先生は格安スクールにありがちなフィリピン人だけではなく、他の国の方もいらっしゃいます。
セルビア人の先生が美人で発音もきれいなので、私はもっぱらセルビアの先生おススメです(笑)
ちなみに予約が取りずらいことは一度もありませんでした。
ベストティーチャーのデメリット
ベストティーチャーのデメリットは2点あります。
・スカイプレッスンまでの過程に時間がかかる
・受講料が高い
スカイプレッスンまでに時間がかかる
先生との英作文によるやりとりしなくてはならないこと、そして添削されてきた英文の復習をしないと、基本的にはスカイプレッスン予約をとることができないので、時間がかかります。
しかし、1日のスカイプレッスン受講数は上限がありません。
なので怒涛のように英作文をやっていまえば、いいのかもしれません。
ちなみにトピックは3つまで同時進行が可能。
先生からの英作文返信は割とすぐにきます。
早ければ3分程度で、一番待った日でも半日くらいでした。
私は3つのトピックを同時に進めていたので毎日英単語では300語前後を書いていました。
英単語300語は英検1級英作文(200~250語必要)を書いている量より多いです。
英作文に慣れていないと、かなり時間がかかってしまう量ではないでしょうか。
受講料が高い
日常英会話コースを受講しても、ほかのオンライン英会話スクールに比べ受講料金が高いです。
受講料に英文添削料が含まれることを考慮すれば、それほど高いものではないことが分かります。
資格試験対策コースをとると、さらに割高になります。
資格試験対策ならば、最初から一定期間の利用となるので割高なこともデメリットと感じることは少ないでしょう。
他の格安オンライン英会話スクールと比べると確かに受講料は高いです。
しかし、スカイプレッスンを1日1回週末の除く平日20日間受けた場合、英文添削プラス25分英会話レッスンを1日たったの600円で受講ができます。
正しい英文で英会話ができている!と確実感じたい方には、それほど高い設定ではないのではないでしょうか。
ベストティーチャーのメリット
ベストティーチャーのメリットは3つです。
・英文添削がセットになっている
・スカイプレッスンがフィリピン人講師だけではない
・スカイプレッスンの予約が取りやすい
私の場合は、海外メーカー社長が来日した際のおもてなし状況をイメージしてのレッスンをしたり、仕事で使う状況をいくつか想定をして英作文のトピックを選んでいました。
どのトピックも仕事に直結だったため、実際に使う仕事で場面がきても焦らずに落ち着て対応をすることができました。
英会話レッスンでは、会話の流れを止めずに続けることのほうが重要です。よほどの間違いがない限り、発話した英文を修正してくれることはありません。
なのでスピーキングレッスン前にしっかりと英文添削をしてもらい、正しい英文で練習をしっかりとできたことは私には非常に安心できるスクールでした。
ベストティーチャーが向いている人
ベストティーチャーが向いている人は、英語を使う決まったシチュエーションがあり、それに向けて準備をしたい方です。
他のオンライン英会話では、会話は弾むけど自分が正しい英文で話せているのか不安な人にもピッタリです。
資格試験対策、特に英検1級やIELTSなどの高い英語力が必要な試験を狙っている人も英会話をしながら試験対策も並行して行えるのは、ほかのスクールではできないことなので、おススメです。
ベストティーチャーが向いていない人
逆にベストティーチャーが向いていない人は、基礎的な英語力、つまり中学校レベルがまだ不十分な人です。
ベストティーチャーは会話レッスン前に英作文をする必要があります、なのでこの英作文にとても時間がかかる状態では会話レッスンに入るのに時間がかかってしまいます。
むしろこのレベルの方はベストティーチャーに限らずまだオンライン英会話をするレベルではないので、しっかりと中学校レベルの英語力を身に着けられることをおススメします。
また英作文をするのは必要としていない方も、ベストティーチャーには向いていない人です。
ベストティーチャーの評価
ベストティーチャーのメリット・デメリットをまとめましたが、私自身が6か月間受講をした経験から判断するとベストティーチャーの評価は、4技能をバランスよく伸ばすことができる信頼できるスクールです。
価格に関して
日常英会話コースを選択すると1か月に12000円かかり、他のオンライン英会話スクールより確かに価格に関しては高いです。
しかし、1トピックあたり最大500語の英文を添削をするサービスが自動的についてきます。
このサービスを考慮したら、決して高い金額ではなく、むしろ良心的な価格だと言えます。
継続しやすさ
オンライン英会話を選ぶ時のポイントに、継続のしやすさが1つあります。
中学校レベルの英語力が十分にある方なら、スカイプレッスンが混雑して予約が取れないということはないので継続はしやすい環境です。
続けるコツとしては、英作文を提出するリズム、復習やスカイプレッスンを受けるタイミングを自分で計画を立てることにあります。
私は1日1スカイプレッスンを受講できるように、英作文をする日、復習をする日、スカイプレッスンをする日をノートに書き出しをして確認をしていました。
退会のしやすさ
退会のしやすさについては、特に退会時のトラブルを私自身が体験していませんし、聞いたこともないので問題ないのではないでしょうか。
しかし他のオンライン英会話スクールで、自分が正しい英語で話せているか不安に思われた方や、仕事で使うシチュエーションがはっきりしていて恥ずかしくない英語対応をしたいと考えている人にはおススメできるスクールです。
まとめ
ベストティーチャーでのレッスンは、英作文、音読、スカイプでの会話レッスンといった独自のスタイルで、英語の4技能「聞く」「話す」「読む」「書く」をすべてを伸ばことができます。
他のオンライン英会話スクールで自分が正しい英語を話せているか不安な方は、一度試してみてはいかがでしょうか?
無料体験レッスンが受講できますので、気になった方はぜひ体験レッスンをしてみてくださいね♪
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