一からやり直し英語学習初心者が最初にすべき大事なことを、まとめます。
今日の記事は「今度こそ英語をマスターしてやるぞっ!」とやる気になった大人のあなたに読んでいただきたい記事です。
英語学習のやり直しを始めたばかり、何から始めたらいいか分からない…とお悩みの方に役立つ内容です。
何からやればいいの?やり直し英語学習
この質問、実はたくさんの方からされます。
実際の学習を始める前の準備は以下の手順をおススメしていて、今日は赤枠の部分を説明していきます。
何から始めたらいいのか迷っている人には、いきなり「この教材がいいよ」とは話をしません、というかできません。
おススメの勉強法、その人にぴったりの教材は英語学習の目的やゴールによって人それぞれだからです。
逆に目的やゴールがはっきりしていると、勉強法、どういった道順で進めていったらいいのかが明確になりアドバイスもしやすくなるし、学習者自身でも自分に適した教材を選ぶ基準ができから最初に目的とゴールの話をするようにしています。
時間やお金をかけずに必要なことだけを学習するできる基盤づくりのための話です。
実は私も「何からいいのかさっぱり分からない」人でした。
分からないから手当たり次から次へといろんな教材を買い込んでは、すぐに投げ出してしまう日々でした。
英語学習にはいろんなアプローチ方法がありどれが自分に適しているかは、実は英語学習の目的によって異なる事実に気が付くのに時間がかかり私は多くのお金と時間を無駄にしてきました。
そんな苦い経験があるので、これから始める人が同じような失敗をしないようにあえて英語学習の目的とゴールの話を最初にするようにしています。
英語学習の目的とゴールを明確に2つの質問
あなたは何のために英語をやろうとしているのですか?
私の答えは「英語を活かして再就職をするため」でした。
確かにこれでも答えになってはいるのですが、まだどの道を進んでいいのかボンヤリしている状態です。
私はこの状態で英語学習をスタートさせてしまったので、しなくていいこと、つまり…たくさんの寄り道をして「英語を活かして再就職」をしました。
当時をやり直せるとしたら、私はさらに2つ質問をして英語学習の目的・ゴールをさらに明確にします。
理想の自分をイメージすると?
最悪の自分をイメージすると
この2つの質問をすることで、自分が向かいたい方向がより具体的にイメージできるようになり、途中で挫折しにくくなります。
私は、子育て期間がひと段落したときに再就職に有利になるように英語をやろうと考えていました。
しかしこのイメージではまだまだ具体的ではなく、どういう風に英語を仕事で使うのかまで頭の中で映像化ができていたらもっと効率よく英語学習を進められていたはずです。
例えば英語の試験であればTOEICだけで十分で英検は受験する必要がないので受験はしなかっただろうし、英作文ではビジネスメールを書けるように仕事に関する内容に絞り込んで模範例文集を暗記していたことでしょう。
TOEICの利用の仕方も、ただハイスコアを取るための学習方法はせず、問題集の中で出てくる表現を実際に業務で使えるように習得する目線で日々学習をしたことでしょう。
つまり英語学習の目的・ゴールをできるだけ明確にすることで、英語学習を進める道順も見えてくるし、どう日々の課題に取り組んでいくのかも見えるようになります。
理想・最悪の自分をイメージするのにコツがあるので、ここからはイメージする方法について深堀していきます。
理想の自分をイメージする
まず初めに、理想の自分=あなたが英語をマスターした時の自分をイメージしましょう。
今の英語レベルを考慮する必要は全くありません。
こんなこと考えたら恥ずかしい…
絶対に無理!と思う必要も一切ありません。
心から「こうなりたい」と思っている理想の自分をイメージして下さいね。
旅先で緊張することなく英語で会話をしている
英文メールを日本語のメールと同じくらいのスピードで返信している
TOEIC600点とって係長に昇進できた
理想のイメージするだけでワクワクしますよね!
できるだけ詳しく具体的にイメージしてみましょう。
あたかもそこに自分が滞在しているかのように。
あなたの表情は? 大笑い、うれし泣き、照れてますか?
場所はどこですか? 会議室、旅行中、それとも合格発表を確認するためにスマホを見てますか?
周りに誰かいますか? 友達、恋人、上司、同僚に囲まれてますか?
服装は…気持ちは…何か聞こえる?などできるだけ臨場感たっぷりでイメージしてください。
理想のイメージが英語をやる目的であり、最終ゴールであることをしっかり脳に刻んでください。
最悪の自分をイメージしてみる
では今度は最悪の自分をイメージしてみましょう。
「英語学習における最悪の自分」の姿です。
よく分からない場合は、例えば英語学習をやめてしまった時の自分をイメージしてみるのはどうでしょうか。
英語学習を始めてみたものの、諦めてしまった自分の姿です。
どんな表情をしていますか?
どんなことを思っているのでしょうか?
仕事は何をしていますか?
周りに誰がいますか?
何か音は聞こえますか?
自分に向かって何と言ってますか?
想像するだけで暗~い気持ちになり、できるだけ考えたくないことですよね。
実はこれは負の力に引っ張られてしまっているのです。
残念なことですが負の力は、前向きな力に比べて強いです。
しかしこの強い力を上手に使うことで、マイナス思考をポジティブな方向に変換することも可能です。
例えば英語学習をやめたくなってしまった時に使うと効果的です。
もう英語なんてやめてしまおうかしら?と思った時に、すでに諦めてしまい最悪の状態になっている自分の姿を想像するのです。
多くの人が「こんな自分にはなりなたくない!」とか、「絶対にこんな姿にはならないように頑張ろう」と踏みとどまるのではありませんか?
このように上手にマイナスの力を使うようにしましょう。
最高と最悪の自分をイメージが英語学習になぜ効くのか?
最高と最悪の自分をイメージすることがなぜ英語学習に効くのでしょうか?
実は、人間の脳は現実とイメージを区別する力はありません。
なので頭でイメージした単なる想像上のことを実現化させようと力が働きます。
この力を利用したのがご紹介した詳細なイメージをするという方法です。
もしかしたら、初めて聞かれる方はなんだか怪しい話だな~と感じかもしれません。
でも、安心してください。
NLP実践心理学でも発表されている手法です。
またセルフコーチングでもよく取り入れられている方法です。
少し前にベストセラーとなった「シークレット」という本の中でも紹介がされております。
多くの成功者が取り入れて実践をしている方法なのです。
イメージをする際の3つのコツ
最高と最悪の自分をイメージする際のコツをもう一度まとめておきます。
1.リアルにイメージする
2.理想の自分は1日に何度でもいいのでイメージ
3.最悪の自分は勉強をやめたくなった時だけイメージ
リアルにイメージするとは、より臨場感たっぷりでイメージするということです。
例えば英検1級に合格をしていることをネットで確認できた瞬間をイメージしたとしましょう。
合格の2文字がパソコンのディスプレイに表示がされていて、それを自宅の書斎で確認し、満面の笑みでガッツポーズをしている自分を想像をするのです。
より詳細を想像したほうが、脳がより実現化しようとする力を発揮すると言われています。
また何度でもイメージをすることで、より一層潜在意識に刷り込まれ実現化する力が強くなると言われています。
その一方で、最悪の自分をイメージ=マイナスのイメージをすることは負の力がとても強く作用するので、最悪の自分の姿イメージする回数はできるだけ最小限にとどめるようにしましょう。
やり直し英語学習を効率よくするためのコツ
大人のやり直し英語学習を効率よくするためのコツは、必要なことを必要な分だけやればいいというルールに従うことです。
理想の自分=最終ゴールを明確にすることで、何をしなければならなくて、何をしなくていいのか、が明確になります。
例えばTOEICの点数だけあればいい人は、短期間で点数だけあげる方法をやります。
旅行で困らない会話力が必要な人は、旅行英会話に集中すればいいのです。
言い換えると、旅行で困らない程度というゴールの方が英検を受ける必要はありません。
英文メールがゴールの方はオンライン英会話をする必要はありません。
TOEIC600の点数だけ欲しい人が、ハリーポッターを洋書で読む必要はないのです。
例えば、スピーキング、リスニングなど英語4技能と呼ばれるスキルをバランスよく伸ばしたい方が、自分の成長を確認するためにTOEICなどの資格試験を利用するケースがあります。
そういった場合には、TOEICの点数を上げるためだけの学習ばかりしてはいけません。
試験対策は直前だけにし、通常は英字新聞を読んだり、podcastを聞いたり、英会話レッスンを受けたりと様々に取り組む必要があります。
ただ長い間点数が伸び悩むことがあります。
そういったスランプになった時に、ゴールにみあわない方法に手を出してしまうことがあります。
例えばバランスよく英語力を描いていた人がTOEICスコアだけを短期であげる方法に飛びつてみたりする状態です。
本当の英語力とは関係なく、ただ点数があればいいこれは理想の自分ではないのにも関わらず、そういう目的のための勉強を始めてしまう人がいます。
そういう苦しい時こそ、理想のゴールをもう一度しっかりイメージしましょう。
自分がいまやっていること、やろうとしている勉強法が向かいたいゴールと同じ方向を向いているのか?確認をするのです。
Tomokoの「最高・最悪の自分をイメージ」体験談
イメージの仕方について説明では分かりにく部分もあるので、私、Tomokoの「最高・最悪の自分をイメージ」とはどんなモノだったのかをご紹介します。
まずは、私の最高の自分!でイメージした姿についてです。
英検1級 TOEIC900点
仕事で会議もメールも同僚との会話も英語
時には海外出張もしている
海外旅行は自分で飛行機のチケットから手配をして、booking.comでホテルも予約
次に、最悪の自分の姿について、私がどんなイメージをしていたかと言うと…
学習に使っていた教材は部屋の片隅にホコリをかぶった状態で積まれ、昼間から月9ドラマの再放送を仕事もせずにぼ~っと眺めていて、口癖は「あ~つまらないわ」と言っている状態です。
この最高・最悪の自分をイメージして力に変える方法は、3か月間受講をしていた英語専門コーチングのコーチから伝授された方法です。
自分ひとりだけでなかな目的がはっきりさせられない、いろいろ迷ってしまう方は、専門家の力を借りるのもよいかもしれません。
私はコーチングを受け始めた頃はTOEICのスコアを900点なんとしてもとりたくてという状態でしたが、コーチとのセッションを続けるなかで「早く英語を使って仕事につきたい」というのが本当の希望だったことが判りました。
自分のことなのに、本当にやりたい気持ちが自分自身でも分からなくなってしまっていたのです。
心の奥底に隠れてしまっていた本当になりたい自分の気持ちに気が付き、行動へ移せるように背中を押してくれたのがコーチでした。
まとめ
学習を始める前に英語学習の目的を具体的にしましょう。
目的を明確にすることで、学習方法の方向性が決まります。
理想と最悪の自分をイメージでモチベーション維持もできます。
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