ベストセラーとなっている白川寧々さん著書「英語ネイティブ脳みそのつくりかた」を読みました。
今日は「英語ネイティブ脳みそのつくりかた」より、大人のやり直し英語学習者が取り入れるべきがアイデアをご紹介します。
著者:白川寧々さんとは?
著者:白川寧々さんとは、13歳の時に、日本にいながらにして英語をネイティブ並みにマスターしようと決意をし、中学校・高校と独学で英語を学び、アメリカへ留学。
アメリカの大学卒業後は、コンサルティング会社へ入社しその後マサチューセッツ工科大学でNBAを取得された方です。
日本の英語教育に怒りを覚え、グローバルキャリアという観点から実践的英語習得メソッドを構築し起業されています。
そのメソッドを取り入れた日本の高校から多数、世界を舞台に活躍するビジネスパーソンを輩出しています。
ご自身で「私は英語屋じゃない」と断言をし、あくまでも世界で活躍する人を輩出することをメインに活動をされています。
基本的な考えはこちらの動画でまとまっていますのでご覧ください。
「英語ネイティブ脳みそ」とは?
日本にいながらにしてネイティブスピーカーになる方法として、本が書かれています。
では「英語ネイティブ脳みそ」とは一体なんでしょうか?
本を読んで私の解釈は、スタンスは「ネイティブマインド」=英語をコミュニケーションツールとして操り、起業家マインドも持ち合わせている状態というものでした。
本当に使い物となる英語力のゴール
著者である白川寧々さんが独学でネイティブなみの英語力をマスターできたのは、なんといっても本当に使い物となる英語力のゴールが明確だったこと理由があるでしょう。
私が13歳やそこらで「独学で、ネイティブなみに英語をマスターする」と決心し、実行できたのは、「英語圏でキャリアを築いて『自由に』生きてやる」という思いが、親の影響を含めて極めて強固に存在したからだ。
私自身、仕事で英語を使うようになってから痛感することは「英検の合格級やTOEICのスコアは全く仕事に関係がない」ということです。
もちろん今の仕事に就くためには特にTOEICのスコアは大いに役立ちましたが、それ以上のものにはなりません。
本当に使い物となる英語力とは、自分が活躍したい場で英語を道具として使いこなせる力です。
身に着けたい英語力についてもう1度考えてみよう
もしあなたの最終ゴールが英検1級合格だったりTOEIC900点というものだったら、もう一度だけ身に着けたい英語力について考えてみませんか?
あなたの最終ゴールは英検合格した後、TOEICの目標点をとったその先にあるのではありませんか?
学校や塾が受験のために目指せる「英語力」と「本当に使い物になる英語力」は、ゴールからして違う
ちなみに、海外大学で勉強をするのにTOEFLiBTでは100以上ないと授業をついていくことすら難しいと言われています。
各資格試験スコア換算表(ニュージーランド海外留学センターwebサイトより抜粋)は以下の通りです。
すべての英語学習を始めた方が「英語ネイティブ脳みそのつくりかた」に書かれているような海外で活躍をしたい!というケースではないでしょうが、最終ゴール設定を適当にしていまうと英語学習を続けるのに気持ち的にもつらくなってしまいますし、本来向かうべき方向とは異なった方向で学習をしてしまうかもしれません。
大人になってからのやり直し英語学習は、必要なことを必要な分だけやればよいです。
例えばTOEICのスコアだけあればいいタイプなのか、スコアをとったその先の英語をツールとして使いこなしている状態を目指すタイプなのかをはっきりさせることで、英語学習方法が誤った方向に向いていないのか常に確認をすることが必要でしょう。
英語の学習は早く卒業しよう
白川さんは著書「英語ネイティブ脳みそのつくりかた」の中で、文法や例文などを学ぶ日本の英語学習スタンスは早く卒業をしようと言っています。
言いかえると、教材を使っての学習はさっさとやめて本物の英語素材をもっと高いレベルでトレーニングをしようと提唱をしています。
大人のやり直し英語学習者が読むときに気を付けるポイント
これまでの英語教材を投げ捨てて、本物の英語素材を使って学習を開始しよう!というは、ちょっと待ってください。
大人のやり直し英語学習者がこの「英語ネイティブ脳みそのつくりかた」を読むときには気を付けるポイントがあります。
「英語ネイティブ脳みそのつくりかた」におススメの教材が紹介されていますが、いきなりそれに手をだすのは注意が必要です。
初心者向けの本物素材としてセサミストリートが紹介されていますが、中学校レベルの英語がままならない状態でいきなり見ても30%も理解ができないことでしょう。
理解ができない⇒つまらない⇒英語なんて無理!という道筋が見えてしまいます。
「英語ネイティブ脳みそのつくりかた」で提唱されている方法は英語学習の王道をいくものではありますが、大人のやり直し英語学習者目線では回り道となる場合があることを心にとめておくべきでしょう。
「英語の勉強は1秒でも卒業」この考え方には大いに賛成ですが、中学校レベルの英語をマスターせずにネイティブの英語素材に触れても大人の英語学習者には非効率であると私は思います。
まとめ
日本の英語教育に怒りを覚えた白川寧々さんが、グローバルで活躍することを最終ゴールに設定した英語学習について書かれています。
その内容は圧倒的な量を反復練習をするという考えが根底にあり、インプットとアウトプットのバランスも必要であるという英語学習の王道ともいえるべき方法が書かれていました。
大人のやり直し英語学習者にすべての手法が活かせるわけではありませんが、目標・目的設定をする上では役立つ情報がありますのでぜひ手に取ってみてください。
Tomokoのなんでも無料相談コーナー
英語、今日も勉強しましたか?
勉強できてないな~感じた方は、教材選びの悩みや、学習計画の悩み、仕事をしながらドコから手をつけていいのか分からずにいらっしゃるのかもしれません。
もしもあなたが、英語学習に関すること、仕事で英語を使ってみたいけどどうしたらいいのか分からないなどの悩みをかかえているのでしたら、それを私にぶつけてみませんか?
外資系の会社ってどんなところだろう?転職の仕方などでも構いませんよ♪
あなたが抱えている悩みや不安が、私の経験をお伝えすることで少しでも解決できるかもしれません。
遠慮は一切不要ですので、いつでもお気軽に相談してくださね。
コメント