あなたは英語学習計画を立てるタイプですか?
英語学習を継続していくためのポイントとして、学習計画を立てることの重要性はたびたび言われます。
その計画の重要性は分かっていても、なかなか予定通りにいかなかったり、コツを知らずになんとなく作ってみて実行しないまま…なんてことはありませんか?
今日は計画倒れしない学習計画の立て方について、考察してみます。
計画立案が得意なタイプと苦手なタイプ
私は2020年の5月からビジネス講座を受講していますが、その講座の中である事実が発覚いたしました!
計画を立てて遂行するのが得意なタイプと苦手なタイプがいるということです。
受講中のビジネス講座では、「社員の結果の出し方が2つある」と説明があり、2つのタイプとはテーマ型とゴール型と呼ばれています。
各タイプの特性は下記の通りです。
引用元:https://ameblo.jp/the-shift/entry-12410468905.html
計画通りに目標を達成していくのは、ゴール型です。
逆に期限が設定されるとストレスを感じてしまうテーマ型は計画を立てるのは苦手です。
表の特性ほぼあるから、Theゴール型だね(笑)
注意しておきたいのは、どちらのタイプが正解とか良いという問題ではないということ。
それぞれのタイプの特性を知り、特性にあった対処をすることが必要だし、バランスよく両タイプの特性があることが理想なのです。
因みに、いわゆるベストセラーとなっている自己啓発系の本で初回されている目標設定や計画立案は、ゴール型タイプにフォーカスをして書かれています。
テーマ型の人が、このゴール型にフォーカスした方法論でやろうとしても上手くいかないわけです。
こうした事実があることをちょっと頭の片隅においておくと、自分に適した計画を立てやすくなるのではないでしょうか。
ちなみに、テーマ型の人の上手な計画の立て方については、私自身が根っからのゴール型なので残念ながら私は知りません…。
ちょっとしたコツとしては、「やらないこと」を先に決めてしまうと良いとのことでした。
基本的な計画の立て方とは
では、計画が苦手なテーマ型の人は計画は立てなくていいのか?というとそうではありません。
ドライブに行くときにナビがあれば気持ちが楽なように、長期間におよび英語学習にもそのナビともいえる計画はやはり必要です。
基本的な計画の立て方について、おさらいをしてみましょう。
【計画の立て方の基本5ステップ】
1.英語学習の究極目標を明確にする
2.長期・中期・短期の目標を明確にする
3.どれぐらい時間がとれるか計算する
4.長期~短期目標と現在地のギャップを埋めるのに必要な時間を計算する
5.ステップ3とステップ4での計算結果のズレを確認し調整する
究極目標の重要性とは
英語学習の究極目標を明確にすることは、学習をスタートする前に必ずしましょう。
大地に英語の木となる中心軸としての苗を植えるイメージがしっくりきます。
この中心軸がはっきりしていないと、どっちに向かって成長をしていいのか分からないままブレてしまい枝葉を伸ばすことができません。
究極目標については、こちらの記事で触れていますので参考になさってください。
長期~短期目標について
長期から短期目標はどれくらいで設定したらいいのか?ですが、これはゴール型・テーマ型でも異なるし、個人の好みでも違ってきます。
私の場合は、長期は5年間で設定しそこから1年ごとに落とし込み、そして直近1年は月ごとまで設定をまずします。
週ごと、日ごとは短期目標として考え、月末に来月分を設定しています。
また究極目標が抽象的なのでそこに到達するまでの道のりがまだ見えてこないという場合もあるでしょう。
目標に見合った最適な方法も分からない場合もあることでしょう。
こういう場合はとりあえず思いつくものをやってみる、スタートさせてみて動きながら調整をしていく方法でいきましょう。
やってみることで自分にしっくりくるものか確認できるし、さらにいい情報が舞い込んできた場合は計画を修正すればいいだけです。
一度立てた計画はもちろんその通りにいくことがベストです。
しかし最初から最適なものができることは少ないでしょう。
都度修正をかけて最適化しながら進めばいい、と気楽に構えることも必要ではないでしょうか。
こまめに計画を修正
ステップ5まで確認をしたら、まずは1週間計画をやってみましょう。
でも、試運転のまだ段階ということを忘れずに!
1週間やってみて、計画通りにいけばそのままのペースで続行です。
上手くいかなかった場合は、原因を分析しましょう。
原因洗い出しの際に、気合だけで乗り切ろうとする計画になっていないか?という点をまずは確認してみましょう。
英語学習をやろう!と思った直後は誰でも気持ちが盛り上がっていて、通常より無理な量で計画を立ててしまいがちだからです。
気合で長丁場となる英語学習は乗り切れません。
実際にできる量で計画を修正しましょう。
修正を加えながら、自分は毎日綿密にやることを明確にしたほうがいいタイプなのか?1週間ごとの量でざっくりでいいタイプなのか?なども確認していきます。
私の場合は、1日ごとに何をするのかは平日分だけ明確にしています。
平日に突発的な用事発生でできないことがあり、遅れた分を週末に取り戻せるようにしているからです。
見積作業時間と実際の乖離をなくす
見積時間(予定時間)と実際にかかった時間との乖離が少なければ少ないほど計画通りに進められます。
例えば問題集1Pを終わらせるのに予定は15分を想定していたけど、実際は30分もかかっているということはないでしょうか?
この見積作業時間と実際の時間が乖離すればするほど、計画からかけ離れていきます。
学習する際はできるだけ時間を測って、実際の時間はどれくらいなのか?を確認しましょう。
見積時間との乖離がなぜ発生したのかについても、1週ごとでもいいので分析をしましょう。
ついスマホを触ってしまった~、残業が突然発生、など理由はさまざまでしょう。
そして計画をその実際の時間に摺り寄せていく、あるいは計画の時間に摺り寄せていくことをしていきましょう。
新しい問題集をスタートさせる時こそ、丁寧に実際の時間を計測したほうがいいです。
計測する際には、スマホアプリなどを使うと便利です。
私はaTimeLoggerを使って分析をします。
まとめ
作成した計画は、見積時間と実際の作業時間とのギャップが大きいほど計画倒れになるので、都度修正をしていきましょう。
特に学習をスタートさせたばかりのころは、気合が入っていて頑張りすぎている内容だったりしがちです。
またビジネス系や自己啓発本で紹介される計画の立て方は、ゴール型にフォーカスして書かれていて万人に適した方法が紹介されているわけではありません。
そういった前提条件を少し心に留めておくと、より自分に適した計画を立てやすくなります。
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