「ChatGPTを英会話の相手にしたい。でも、何を頼めば練習になるのだろう」

英語を久しぶりに使うときは、話題を考えるだけでも時間がかかります。そこに英文を作る作業が重なると、最初のひと言が出ないまま終わってしまいがちです。

初心者の英会話練習は、場面を1つ決め、短い質問に1文で答えるところから始めましょう。ChatGPTには「質問は1回に1つ」「答えるまで待つ」「最後に1点だけ振り返る」と依頼すると、練習の範囲を決めやすくなります。

この記事では、そのまま入力して使える頼み方と、自己紹介・カフェでの注文の会話例を紹介します。最初の目標は、長く話すことよりも「同じ質問に、自分の答えをもう一度言えること」です。

※公式機能の確認日:2026年10月24日。依頼文と会話例は学習用に作成したもので、実際の出力例や利用体験の再現ではありません。

ChatGPTで英会話を練習する前に、文字と音声を選ぶ

声を出せる場所なら音声で、電車内などでは文字で受け答えを練習できます。文字で文を作ってから、声を出せる時間に同じ文を読み上げる方法でも構いません。

練習方法取り組み方確かめたいこと
文字でやり取りする質問を読んで、自分の答えを1文入力する何を伝えたいのか、自分で英文にできるか
音声でやり取りする短い質問を聞き、声で答える聞いて意味をつかみ、短く返答できるか
文字と音読を組み合わせる文字で作った答えを、画面を閉じて声に出す直前に見た文を、自分で思い出して言えるか

音声会話と、声を文字に変換して入力する音声入力は異なる機能です。音声入力だけの場合は、自分の発言を文字で送信し、返答を読んで練習します。

OpenAIのChatGPT Voiceの公式案内では、デスクトップアプリの対応プランや、音声会話の開始方法を確認できます。利用可否はプラン・提供状況・ワークスペース設定にも左右されます。すべての端末・プランで同じ音声機能を使えるとは限らないため、自分の画面で確認してください。

最初に伝えるのは、レベル・場面・進め方の3つ

「英語を教えて」だけでは、文法の説明が続くことも、難しい質問から始まることもあります。英会話を練習したいときは、次のように条件をそろえます。

  • レベル:英語を学び直している初心者。中学英語の短い文で練習したい。
  • 場面:自己紹介、休日、カフェなど、今日扱う話題を1つ。
  • 進め方:質問は1回に1つ、全部で3問。説明や訂正のタイミングも指定する。

まずは、下の依頼文を新しいチャットに入力してみてください。最初は文字で条件を伝えておくと、途中で見返せます。

英語を学び直している初心者です。休日の過ごし方をテーマに、短い英語で質問してください。
質問は1回に1つ、全部で3問にしてください。私が答えるまで次の質問をしないでください。
答えに困ったら日本語でヒントを出してください。会話の途中では細かい訂正をせず、最後に、伝わりにくかった表現を1つだけ日本語で説明してください。
では、最初の質問をしてください。

頼んだ通りに進まないときは、その場で「いったん止めて、質問を1つだけにしてください」と伝えて構いません。最初の依頼を完璧に作るより、実際の返答に合わせて調整するほうが取り組みやすいでしょう。

自己紹介の練習は、答えを1文ずつ用意する

名前や住んでいる場所などの個人情報は、練習用の架空の設定でも大丈夫です。住所や勤務先の詳しい情報を入力する必要はありません。

ここでは、休日の過ごし方について3回受け答えする例を見てみます。

相手の質問例自分の答えの例伝えていること
What do you like to do on weekends?I like walking.週末は散歩をするのが好き
Where do you usually walk?I usually walk in a park.いつも公園で歩く
Do you walk alone?Yes, I do.一人で散歩をする

最初から理由まで説明しなくても、短い答えで会話を進められます。慣れてきたら「I like walking because it helps me relax.」のように、理由を1つ足してみましょう。

質問の意味が分からない場合は、想像で答え続けず、「質問を日本語でも説明してください」と頼みます。意味を確認してから、同じ質問をもう一度英語で聞いてもらってください。

カフェのロールプレイは、注文を1つ決めて練習する

旅行を想定するなら、場面を狭くすると練習しやすくなります。今日は「温かいコーヒーを1杯、持ち帰りで注文する」だけに決めます。

英語初心者です。カフェの店員役になってください。私はお客です。
温かいコーヒーを1杯、持ち帰りで注文する練習をします。店員の質問は1回に1つ、短い英語にしてください。私の答えを待って進めてください。
会計が終わったらロールプレイを止め、私が言い直すとよい文を1つだけ教えてください。私が分からないと言ったら、日本語でヒントをください。

説明用の会話例は次の通りです。実際には、商品の呼び方や質問の順序が変わることもあります。

店員:What would you like?
自分:I'd like a coffee, please.
店員:Hot or iced?
自分:Hot, please.
店員:For here or to go?
自分:To go, please.

最初は答えを見ながら話しても構いません。次は画面を見ずに、飲み物だけteaへ変えてやり取りしてみます。答えを1つ覚えて終わらず、少し変えて使うところまでを1回の練習にしましょう。

カフェでの注文を想定した英会話のあと、表現をメモして言い直す女性のイラスト
短いやり取りを終えたら、次にも使いたい1文だけを残します。画像は練習のイメージです。

会話が止まったときに使う、4つの頼み方

止まる原因によって、必要な助けは違います。「できない」で終わらせず、次に何をしてほしいのかを短く伝えてみてください。

止まった理由そのまま使える頼み方
音が速くて聞き取れないPlease say that again, more slowly.(もう一度、もっとゆっくり言ってください)
質問が長くて意味をつかめないもっと短い英語の質問にしてください。必要なら日本語で説明してください。
言いたい内容はあるが英文にできない「公園で散歩するのが好きです」と言いたいです。短い英文を1つ示してください。
例文が難しくて口に出せない今の文を、中学英語で言える2つの短い文に分けてください。

音声をゆっくりにしてと頼んでも、毎回期待通りの速さになるとは限りません。そのときは文字で質問を見せてもらい、分からない語を確認してから再開しましょう。

添削は1点に絞り、同じ質問へ答え直す

会話が終わったら、次のように振り返りを頼みます。

今の会話で、私の返答から見直すとよい表現を1つ選んでください。元の文、言い直しの例、理由を日本語で短く示してください。正しい表現は無理に書き換えないでください。そのあと、同じ質問をもう一度してください。

例えば「I go to the park yesterday.」と言ったなら、昨日のことを表すgoをwentに直す点を確認します。説明を読み終わったら、元の質問に「I went to the park yesterday.」と答え直してみてください。

AIが提案する表現は、唯一の正解とは限りません。「私の元の文は文法の間違いですか。それとも別の自然な言い方の提案ですか」と分けて聞くと、何を直すべきかを整理できます。説明に疑問があれば辞書や手元の教材で確かめましょう。

その日にメモするのは、次にも使いたい1文だけ。翌日、会話履歴を開く前に言えるか試してみます。

最初の1回は、10分で区切ってみよう

  1. 1分:休日や注文など、今日の話題を1つ決める。
  2. 4分:3つの質問へ、1文ずつ答える。
  3. 3分:直す点を1つ聞き、同じ質問に答え直す。
  4. 2分:残したい1文をメモし、画面を見ずに言う。

この時間配分は学習の一例です。会話を長く続けられたかより、最後に自分で言えた文があるかを確認してください。

よくある疑問

無料で英会話練習を続けられる?

利用できる機能や利用枠は、プランと提供状況によって変わります。特に音声会話については、自分のアカウントに表示される条件と公式案内を確認してください。音声を使えない日は、文字で受け答えを作ってから音読する方法もあります。

発音の点数も付けてもらってよい?

会話中の反応だけで、発音を正確に採点できたとは判断しないでください。音声の認識が意図と違った場合は、話す速さや周囲の雑音なども見直します。特定の音を直したいときは、辞書のお手本音声や、発音のフィードバックを目的とした教材も使い分けましょう。

英文の作り方から分からないときは?

「I like coffee.」などの短い文の形から確認しましょう。大人のやり直し英語を始める手順と、中学英語からやり直す学習法を先に読むと、練習する文を選びやすくなります。

今日の練習は、質問1つへの答えから

まず「休日は何をするのが好きですか」と聞いてもらい、自分のことを1文で答えてみましょう。分からなければヒントを頼み、会話が終わったら同じ質問にもう一度答えます。

ChatGPTを使うときも、話題・質問の数・振り返る点を自分で決めておくと、その日の練習を終える場所が見えてきます。言えた1文を、明日も使ってみてください。

機能の確認先:OpenAI公式:ChatGPT Voice(2026年10月24日確認)。