NHK英語講座を多くの英語学習者が利用していますが、ただ講座を聞き流すだけで勉強した気になっていませんか?
私は英語をやり直しし始めた頃はただラジを放送を1度だけ聞き流すことで満足してしまってました。
そして10年以上も学習を続けてもフル活用できていたとは言えません。
ところが、英語のプロが実際にやっている方法をマネしてみたところ…「徹底的に使い倒した!」感覚を初めて持つことができました!
今日は以前紹介した「NHKラジオ講座を使い倒す方法」をさらに進化させた「もっとNHK英語講座を使い倒す方法」を紹介します。
この方法とは100回音読を取り入れるもので、英語のプロが実践している間違いのない方法です。
以下の方にぜひ読んでいただきたい記事です。
講座の放送は聞いてはいるが、英語力が成長した実感がない人
NHK英語講座を使って効率よく英語力を伸ばす勉強法を知りたい人
100回音読を取り入れたきっかけ
100回音読のきっかけは、Twitterで@carinaさんのつぶやきに刺激されたからです。
ラジオ講座現代英語7月号(コロナの影響で2017年8月の再放送)
「ニホニウムが周期表に追加される」100回 音読 done 🌟 7日間で。 pic.twitter.com/5eJRwN7e8f— carina 🌻🌲 (@carina38925315) August 16, 2020
carinaさんはTOEIC990点、英検1級、通訳案内士でもあり、英語講師をされているまさに英語のプロ!
毎日こんなメニューでトレーニングをされていらっしゃいます。
#ひとこと朝宣言の振り返り
8/16
①写経⭕
②ラジオ講座音読⭕
③The Economist, TIME⭕
④単語超上級編、1級語彙本⭕
⑤ライティング本△
英文記事読み9本(8月の合計212本)お疲れさまでした。
— carina 🌻🌲 (@carina38925315) August 16, 2020
学習メニュー1つ1つどれも上級者用で、その中でも目を引いたのがNHkラジオ英語講座を100回音読というものでした。
私もNHKラジオ英語講座の1つ「NHK実践ビジネス英語2019年度版」を利用していますが、ただ聞くだけでしつこく音読…なんてことはしていませんでした。
なので2020年4月からの新年度講座は中止をし、2019年度講座テキストでもう一度取り組むことにしました。
YouTubeでも、@carinaさんはこの100回音読についてお話をされています。
Tomokoの100回音読までのステップ
私の100回音読のやり方は、20回づつを1セットとして5セットやることにしました。
20回づつを1セットを5回繰り返すことで、完全に忘れてしまう前に復習するタイミングがくるように狙っています。
ちなみに英単語の暗記法を知りたかったら、記憶術法を取り入れた暗記手順も読んでみてください。
[blogcard url=”https://otona-eigo.com/eitangonooboekata/”]
20回音読の具体的手順
1セット50回の音読、その具体的手順について解説します。
いつやるか
音読に取り組む時間は平日で、昼休憩時間内にやっています。
12:20~12:40くらいの20分で終わらせることが多いです。
どこでやるか
学習する場所はいつも、駐車場に停めている自分の車の中です。
助手席のシートを倒してゆったりした姿勢で取り組んでいます。
車内でやることで人目もまったく気にならず、集中できます。
貴重な隙間時間を有効活用したいタイプは、ランチタイム学習はぜひ取り入れるべきです。
必要な道具
必要なツールはたったの3つ
・NHK英語講座テキスト
・音声
・ボールペン もしくは 数取器(カウンター)
私は『実践ビジネス英語2019年版テキスト』を1冊と数取器(カウンター)を車に積んだままにしています。
何回読んだか数えるのにボールペンで「正」の次を書いてましたが、今はカウンターでカチっとしています。
音声は、iPhoneの音声プレーヤーアプリ ハヤえもんを使っています。
音声については、完全無料でダウンロードし、学習しやすいようにカスタマイズする方法を下の記事でまとめています。
[blogcard url=”https://otona-eigo.com/free-download-soundsofnhk/”]
20回音読する具体的な方法
1. 一人の発言ごと(あるいは4文程度くらいまとめて)に音声に合わせて10回音読 → 写真の青の枠
2.全体を通して10回音読 → 写真の赤の枠
実践ビジネス英語講座では、1テーマに対し6日間の放送で構成がされています。
6日目の1~5日目の復習と応用的なものになるので私は利用せず、放送を聞くことすらしていません。
まとめると平日5日間で1テーマ終了でき、2週間でテキスト1か月分が完了するペースとなります。
英語講師の方が音読についての手順を動画で紹介していましたので、こちらも参考になります。
音読前に内容理解していること
いきなり100回音読をスタートさせるのは効率がいい方法ではありません。
100回音読を始める前に、知らない単語を調べたり、英文構造を把握したりと事前学習は必須です。
英文を読んで、会話している様子が脳内で再現できるいくらいにまで仕上げておきましょう。
私が実践しているNHK英語講座の学習手順について、もう一度紹介します。
【Tomokoの学習手順】
1.テキストを見ずに1~2回程度音声リスニング⇒内容を要約
2.テキストの単語・熟語解説部分を確認
3.テキストを見ずに1~2回程度リスニング
4.テキストで英文を精読
5.テキストを見ながら英文1文ごとにスラスラ言えるまで音読
6.テキストを見ながら会話文全体を通しで音読5回程度力
[blogcard url=”https://otona-eigo.com/nhk-radio-lesson/#NHK-5″]
100回音読するまでの変化
Lesson1の1回目だけは100音読を終了しました!
30回くらいでお手本の音声がなくても、スムーズに音読ができるようになりました。
50回を超えるとテキストを全く見ずシャドーイングができ、洗濯もの干しながら・通勤中にと隙間時間で取り組めるようになりました。
10回音読 | お手本の音声スピードに遅れながらも音読可能に |
---|---|
20回音読 | お手本の音声スピードにバッチリ合わせて音読可能に |
30~50回音読 | テキスト見ずに音読できるように文が増えてきた |
50回目以降 | テキストなしでお手本の音声に合わせてシャドーイングが可能 |
80回目以降 | お手本音声を脳内で思い出すことができる |
100回音読のメリット・デメリット
100回音読するこの学習法は、メリットもあればデメリットもあります。
100回音読のメリット
100回音読をするメリットは、「100」という目に見える数字を設定することで「テキストを使い込んだ!」という実感がぐんと高まります。
また暗記しようとしなくても、自然に記憶に残っているところが良い点です。
100回音読のデメリット
逆にデメリットは、時間がかかることです。
1つの会話文は講座レベルにもよりますが1分間程度で、これを20回音読となると…最低20分は毎日取り組まなくてはなりません。
100回音読が向いている人・向いていない人
どんな学習方法でも、向いている人と向いていない人が出てくるのは当然です。
100回音読が向いている人
音読がもともと好きな人
声を出しても大丈夫な場所で勉強できる人
目に見える成果が欲しい人
会話力アップの優先度が高い人
100回音読が向いていない人
音読が嫌いな人
学習場所が通勤電車内などで声をだすことができない人
英会話力を上げる必要がない人
まとめ
NHK英語講座はテキスト代500円のワンコインで気軽に受講できる、質そして量ともに最高の学習方法です。
しかし使い方を間違えると、ただ放送を聞き流すだけとなってしまい英語力を伸ばすことができません。
今回は、放送を聞きながら一通り理解する学習手順とともに、さらにそこからワンランク上の使い方として100回音読をする鬼トレーニングを紹介しました。
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